能装束
先日、カラーの友人Tさんに誘われて名都美術館の『華麗なる能装束 稔りの季』という展示会へ行ってきました。
私は能の舞台を見たこともなければ、能装束(能では衣裳と言わずに装束というそうです)を見るのも初めて。
ここでは、江戸時代のものと、再現して実際に能舞台で使用している装束とが展示してあります。
限られた色数と限られた模様とで、多彩な表現をする為の配色は、私なんか到底真似できないような素晴らしいさで、迫力があります。
よく見ると、同じような模様だけど全く同じものがなく、例えばある1つの花模様には20色もの色が使われていました。そしてその花模様が全体にちりばめられているのです。全く違う配色で・・・
でも、それだけの色を使用していても、ちゃんと調和しているのです。なぜかなぁと考えたら・・・
みんな「オータムカラー」だったんです。黄みのある穏やかな色遣いです。
Tさんも同じ意見。思わず二人でガラスにおでこを張り付けて?じっくり観察してしまいました。
能は篝火を焚いた舞台で行うものだから、暖かな灯りにとても映えるだろうなぁと妄想。う~ん、見てみたい(寝ちゃうかもしれないけど)
ずっと見ていても飽きない素敵な能装束でした。
能装束を初めて見ましたが、魅了されました。
美術展の後は、展示会のはしご。
東区にある名古屋陶磁器会館で『クリスマスを彩る陶磁器の世界』
クリスマスデザインの陶磁器やガラス製品の企画展です。
素敵なクリスマスの器がたくさん展示されていました。
ここには明治から昭和にかけての陶磁器を常設展示しています。名古屋は輸出陶磁器の最大生産地だったのですね。「made in Occupied Japan(占領下の日本で輸出用として作られた)」の陶磁器もあります。
今でも海外向けに作られているという陶磁器のラインナップを見るのも楽しいです。
入口にはこんな素敵なステンドグラスも・・・
こちらはなんと入館無料。
ボランティアの説明員さんもいて、興味深いお話も聞くことができます。
でも、あまり知られてないみたい・・・もったいない~~
皆さんも一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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コメント
おぉ!
主人が、名都美術館のその展示の入場券を2枚もらってきたんだよねー。
行こう、とは思いつつ、、、、。
能を想像するだけでも、眠りに付けそうなのに(苦笑)、
なかなか腰が上がらず。
でも、行ってみようかなぁ~。
投稿: kinoko | 2009年12月16日 (水) 10時47分
kinokoちゃん
能装束展、よかったですよ~
23日までだから、お時間あったら是非覗いてみてください。
思いもよらぬ色合わせと柄on柄(おっkinokoちゃんお得意の・・・)じっくり見ると面白いです♪
投稿: haru | 2009年12月16日 (水) 22時45分