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2008年9月16日 (火)

牛にひかれて・・・?

善光寺参りをしてきました。

長野には何回も行ってるけど、善光寺さんは初めてです。

1400年の歴史がある善光寺は、宗派が分れる前にできた古刹なので、今でも特定の宗派に属していません。お参りした方に誰にでもご利益がある、阿弥陀さまをご本尊にしたありがた~いお寺さんです。

せっかくなので、『宿坊』に泊まることにしました。

『宿坊』とは、遠方から訪れる善光寺の参拝客が宿泊できるお寺さん。

お目当ては・・・『精進料理』 こちらも初めて 

Photo今回お世話になったのは『兄部坊(このこんぼう)』という宿坊。

朱の門構えが素敵でワクワクします

宿坊といえども、ほとんど旅館と変わらず、違うのは部屋に鍵がついていないことと、ご主人がお坊さん、夕飯が精進料理ということ位。

テレビもあればトイレはウォシュレットまでついて、浴衣やタオル、歯ブラシもあり、お布団も敷いてくれる・・・快適です。

宿泊当日は2組しか宿泊客がいなかったせいか、精進料理をお茶室で頂きました。

ダシにも動物性たんぱく質を一切使用していないという精進料理ですが・・・

上品な味で美味しい

精進料理は五味、五法、五色で作られるそうです。

五味は 酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い。

五法は 生、煮る、焼く、蒸す、揚げるの調理法。

五色は 緑(青)、赤、黄、白、黒。 陰陽五行説に基づき、木、火、金、土、水の万物を体内に取り入れるという考え方。

Photo_2 最初のお膳は「うなぎもどき(お豆腐)」や煮物、じゃがいものナマスなど。右上にあるのは仏様にお供えした五色(緑→三つ葉、赤→けしの実、黄→ユズ、白→大根、黒→ゴマ)の薬味?で最後にご飯と一緒にいただきます。

その後も、懐石料理のように一品ずつ運んでもらえるので、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくいただけます。

お蕎麦はくるみの薬味がアクセントになってこれまた美味。

ご飯は最初に出された五色をふりかけ、だし汁をかけていただきます。

最後の水菓はイチジクの黒ゴマがけ。お野菜だけとはいえ、お腹一杯

・・・ついつい食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れてしまいました

 

Photo_4  翌朝は宿坊ならではの体験。『お朝事(おあさじ)』です。

日の出とともに善光寺さんに参拝し、住職が本堂を往復する際に数珠で頭をなでて功徳をお授けになる『お数珠頂戴』を受けました。

本堂でのご回向では前もってお願いして(有料です)参詣者の先祖法要や祈願が行われます。我が家は・・・家内安全。これが一番です。

お戒壇めぐりも体験できます。

お戒壇めぐりは、御本尊の安置される瑠璃壇下の真っ暗な回廊を通り、中程にかかる極楽の錠前を探り当てて、秘仏の御本尊と結縁する道場です。

中は・・・一筋の光も見えない真っ暗闇です。

これは、光があり目が見えることのありがたさを知るという戒めの意味も含まれているのだとか。

現代では真夜中でもなかなか真の闇を体験することはできませんよね。

光があってはじめてものの形がわかり、色が見えるのだということを実感できます。

  

宿坊に泊まると、これらのことを解説つきで住職さんが案内してくれます。

ご回向まで含めて約2時間のお朝事、なかなか貴重な体験でした。

帰ると朝食が待っています。

朝は精進料理ではなく、温泉卵がついていました。

 

・・・朝食を終え、部屋へ戻るとどこからともなく香ばしいいい匂いが・・・

宿坊の方の朝食は焼き鮭でした。う~ん、そこは精進じゃないのね

 

来年は7年に1度の善光寺御開帳。

御本尊の分身仏(絶対秘仏なので写し身)が公開されます。

忙しい日常を離れて、たまにはこんな空間に身をおいてみるのはいかがでしょうか?

 

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受信: 2008年9月18日 (木) 13時23分

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